僕は発展途上技術者

POPFile v0.19.0 リリース


POPFile (http://popfile.sourceforge.net/) の新バージョン v0.19.0 がリリースされた。


http://sourceforge.net/forum/forum.php?forum_id=284199


ユーザーインターフェースの日本語化モジュールを提供。


http://sourceforge.net/tracker/index.php?func=detail&aid=754405&group_id=63137&atid=502958


機能自体の日本語化パッチは現在テスト中。近日中にアップロードする予定。


ザイオン




ザイオン国立公園。本日で国立公園は最後だ。ザイオンは様々な巨岩が立ち並ぶところ。切り立った崖の間を通るバージン川という川の中をじゃぶじゃぶと歩いていくNarrows というトレイルを歩く。子供を背負って重心が高くなっているので、滑りやすい石の上を歩いていくのに一苦労。三十分ほどで引き返してきたがその楽しさは満喫できた。


公園を出てすぐの Springdale という町の Zion Park Motel というモーテルに泊まったが、ここも昨日に引き続き当たり。部屋が割りと広いうえ、冷蔵庫完備というのが暑い夏にはうれしい。昼食は Tsunami Juice & Java というところの Wrap というメキシカンのブリトーのような食べ物を食べたがこれがなかなかいける。トレイルを歩いたあとには同じ店でスムージーを買ったがこれもおいしかった。夕食はアメ食から逃れたくて Panda Garden というチャイニーズレストランに入ったが、ここはやめておくべきだった。こんな競争のない辺鄙なところのチャイニーズは予想通りというか、いただけなかった。


国立公園を巡る旅はこれで一応最後で、明日はラスベガス。どの公園もそのスケールの大きさ、珍しい風景に圧倒される。$20も入場料を払う人というのはまともな人々に限られるのか、マナーの悪い人、アッパーパーな若者などが皆無なのが印象的。また、例えばザイオンの Narrows では、途中川の中に入るまでの約30分間の道のりは綺麗に舗装されていて、車椅子や我々のような子持ちが押すストローラーでも楽に歩けるようになっている。グランドキャニオンにしても各展望台をつなぐトレイルは舗装され、階段があるところはスロープがちゃんと設けられている。そういった身障者、小さい子供を持つ者に対して配慮されているところはアメリカの良いところである。階段だらけでエレベーターが容易に見つけられない、あるいは用意されていなくて、いかにも「ここは小さい子供を乗せたストローラーを押して歩くところではない」とでも言われているような東京の駅とはだいぶ違う。


ブライスキャニオン




ブライスキャニオン国立公園。ここにはフーデゥーと呼ばれる岩の尖塔がたくさん並んでいる。その尖塔を間近に見るために谷を下りて行くトレイルを歩いたが、巨大な尖塔の間を縫って歩けるようになっており非常に楽しい。グランドキャニオンのトレイルよりもこちらの方が気に入った。


夜はトロピックという小さな町の Bryce Canyon Inn というモーテルに泊まったが、安いけれど部屋と庭がきれいななかなか良いところ。今まで料金が2倍はする公園内のロッジやホテルチェーンに泊まってきたが、当たり外れはあるだろうけれどこういった小さなモーテルも悪くない。モーテルから歩いてすぐ行ける Hoo Doos Restaurant(141 North Main St., Tropic) という所で夕食を取ったが、ここがまたお勧め。手作りと思しきパン、ブルーチーズソースのサラダ、チキンスープ、ステーキとどれをとってもおいしく、アメリカでもちゃんとおいしいところはあるものなのだと少し安心した。


あなたがもし、ブライスキャニオンに行く予定があって「ブライスキャニオン」をキーワードとして検索したらこの日記にたどりついたという人だったなら、「地球の歩き方」などのガイドブックには載っていない穴場情報として参考にしてほしい。


レイクパウエル




レイクパウエルという世界第二位の大きさの人造湖のほとりにあるペイジという町にやってきた。この町の近くのアンテロープというところには風や水の浸食でできた幻想的な洞窟があり、これを見学するツアーに参加した。アップロードした写真のように素人の私が撮っても結構きれいな写真が撮れるので、もっと本格的な写真を撮ろうとたくさんの写真家たちがツアーに参加していた。雑談をかわしているのを傍から聞いていたら、一人の写真家はパンダを撮りにこれから中国の西の方に行くのだ、と言っていた。すごい。写真を撮るためなら世界中どこへでも行きます、といった勢いだ。


しかし、こんな不思議な所が山ほどあるなんて、アメリカという国はさすがに広いと実感した。


モニュメントバレー




モニュメントバレーにやってきました。ここはバック・トゥ・ザ・フューチャー 3 など多くの映画が撮影された場所。ナバホというネイティブアメリカンの独立国の中にあります。ガイド付きのツアーもあるのですが、舗装されていないダート道を自分が運転して回ることもできるのです。自分の車だったら行かなかったかもしれないが、レンタカーなので強行。車は赤い砂だらけになってしまいました。


グランドキャニオン2日目




今日の目玉は二つ、Bright Angel Trail というトレイルと夕日だ。


トレイルはキャニオンの一番下まで続いており、下まで降りて登って帰ってくるのに通常は二日。これを一日でやろうとして疲れて体を壊し、死んでしまう人もいるのだそうだ。我々は子連れなので30分ほど降りて帰りは1時間ほどの登りで帰ってきた。ほんの少し堪能したといったところだ。ところどころ崖に岩が突き出た場所があり、そういう所へ危険をかえりみずに行って転落して死ぬ人もいるらしいのだが、景観第一なので柵などいっさいない。日本だと死者が出たら閉鎖されてしまいそうだが、アメリカでは「さんざん警告しているのにそれを守らずに死んだら本人のせい」といったところか。


夕日に映えるグランドキャニオンはさんざんガイドブックに書かれている通りだが、素晴らしかった。これまた写真をアップロードしたので、昨日のと見比べてほしい。


グランドキャニオン




今日から八日間は、私的なグランドサークル旅行日記とさせてもらいます。サンフランシスコからラスベガスまで飛行機で1時間半、そこからレンタカーでのんびりほぼ1日かけてグランドキャニオンまでドライブ。今日はヤキポイントという一箇所だけからグランドキャニオンを拝んだが、グランドキャニオンは一番最初に見たときが最も感動するとも言われている通り、「これはすごい」と思った。写真をアップロードしてみたけれど、やはり実物は全然違う。


悲しい話「ペットブームの陰に...」


http://d.hatena.ne.jp/FlowerLounge/20030601#1054475837


実家には飼い犬が2匹いるから、人ごととは思えない。常識・責任感が欠如しているような人はペットを飼ってはいけない。


戦争好き、銃・麻薬がはびこり病んでいると思われるアメリカではあるが、ペット・動物に対する扱いに関しては、私が生活する地域、および見聞きしている範囲では、日本よりもずっと進んでいるように思う。日本ではおなじみの風景、犬同士がすれ違うときにお互いに吠えあい飼い主が一生懸命制しているというのはアメリカでは全く見た覚えがない。2歳になる息子が触ってもいいかと尋ねれば、おとなしく伏せて触らせてくれる。だいたいどの犬も非常に良く訓練されていて、プロの訓練士に見てもらっているという話を聞いたこともあるが、それだけ飼い主は愛情をそそぎ、責任を持っているということである。


地獄のアクセスカウンター


伽藍とバザール(ASIN:4895421686)の著者として有名な Eric Steven Raymond はアクセスカウンターについて、



あなたは2317番目の訪問者です!。へーそう。気になるみたいだね?(俺たちには関係ない)。ヤフーやアルタビスタを使えば地球上の例えば食器棚のページや雑踏の関連ページを当たってみるためには何の苦労もいらないんだよ。この果敢で新しいインターネットの世界ではアクセスカウンターなんて低能のエゴの表明以外のなにものでもないんだよ。ただ、どれくらいたくさんの人がこのハデハデページに来てしまったかを教えてくれるってもんだ。けれどもそのページを開い"だめだこりゃ"とぼやく人の数や"マウスをクリックしてね"というメッセージより早く出ていってしまった人の数すらもわからない。もっというと、アクセスカウンターなんてページのキャッシュは食うしインターネットの回線への負担になるだけのシロモノ


ようこそ地獄のHTMLページへ


と言っていますが、「どのくらいの人がサイトを訪れているのか知りたい」という欲求には勝てず、アクセスカウンタを設置。なるべく控え目に、スゴい!!カウンター(http://sugoicounter.com/)というのを設置。http://d.hatena.ne.jp/maspro/20030516#1053077913 で紹介されていました。


悲しい話「地下資源が煽るコンゴの内戦」


http://tanakanews.com/d0602congo.htm


私たちの豊かさとはいったい何なのだろう?と考えてしまう。毎日使う車のガソリン、パソコンの電子部品、こういったものの何パーセントかは内戦で流された人々の血なのかもしれないと思うと、なんとも暗い気持ちになる。ダイアモンドのコマーシャルに出てくる綺麗なストーリーも、これを読んだあとには褪せてしまう。


プロフィール

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