僕は発展途上技術者

DateHelperJa プラグインを Rails 2.3.3 上で動作確認

業務連絡、業務連絡。


DateHelperJa が Rails 2.3.3 でも動作することを確認しました。


DateHelperJa は date_select/datetime_select を日本語表示させる Rails プラグインです。


参考:

» DateHelperJa プラグインで date_select/datetime_select を和暦に対応させる : 僕は発展途上技術者


フォントをヒラギノ丸ゴシックに変えました

中学・高校の同級生とかなり久々に再会し、その中の会話がきっかけ。彼のブログを読むというより、なんとなく眺めていて、なんだかフォントがとてもかっこよく思えたのです。


css から設定を拝借。body の定義を以下のように変更。


/* before */

font-family: "Lucida Sans Unicode", Tahoma, Geneva, sans-serif;


/* after */

font-family: "Hiragino Maru Gothic Pro" ,"HG丸ゴシックM-PRO" ,verdana ,arial ,sans-serif;


この通り見違えました。(Windows の方は Safari でみてね)




↑ Hiragino 使用前




↑ Hiragino 使用後


ヒラギノ - Wikipediaのすごさは噂では聞いていましたが、ここまですごいとは。


教えてくれた彼はいまは文筆家をめざしているんだけれど、「ヒラギノじゃないとやる気がでない」と言っていた。


余談だが、中学のときに彼が描いた絵やデザインしたTシャツが素晴らしくていまでも印象に残っており、建築の設計の仕事もしていた彼に、「欧米のウェブサイトが格好良いものが多いのにくらべてどうして日本のウェブサイトってかっこ悪いものが多いのかな?」と聞いたところ、「それは、日本人が格好悪い建物や街に囲まれて育っているからだよ」という答えが返ってきて、とても納得だった。


Ruby会議2009 3日目まとめ


  • 午前中、Regional RubyKaigiのご報告のあと、上海のRailsコミュニティー! 日本がぼやぼやしている間に、上海はアツイ!Hello World From The Other Side Of Earthと続けざまに海外の方(上海の方は日本人ですが、発表は英語)のセッションを特別会議室で聞く。通訳急募というIRC上のリクエストに答えようかとちょっと迷ったのだが、躊躇してしまった。

  • RubyをつかったiPhoneアプリケーション開発。Ruby で開発できたら楽そうだよなあ、でも Objective C の各メソッド名などが長いのはどうにもならない。デバッグ用に使えるかな。

  • Take the Red Pill。Ruby 会議に昨年初めて参加したとき、そのクオリティの高さに驚いた。Ruby 会議の数倍もお金がかかっているコンファレンスなど今まで何回か参加したことがあったけれど、そのどれよりも素晴らしく、またプロフェッショナルさを感じたのだが、その裏での苦労、苦悩が感じ取れたセッションだった。

  • 基調講演: Rubyと私、そして日本Rubyの会。高橋さんは飄々とした見た感じとはちょっと想像できないんだけれども、熱くそしてエネルギッシュな人だ。Ruby コミュニティのこれまでの歩みがわかり、数々の人たちの努力と情熱のおかげがあって、こうしてすばらしいカンファレンスができるまでにコミュニティが育ったことを思い知らされた。


1日目、2日目と当日あるいは翌日にまとめを書いたあと、3日目のを書かずにいるのも締まらないと思い、時間を置いて書いた。そのため、上のまとめは全然うまく書けていないと思う。


そんなエクスキューズはさておき、Ruby 会議全体の感想。


これまでのまとめでも何回か触れているが、数々の人の努力と情熱があって Ruby が育ち、そして Rails が生まれ、それが世界中に使われるようになり、僕もそれでめしを食っている。これってほんとうに奇跡に近いと思うんだけれども、それを可能にした人々に感謝し過ぎてもしたりない気がする。


一般の人に、オープンソースというものがあって、いまや多くのサーバーの OS は無料で手に入り、開発言語や便利なソフトウェアも無料、それらを無償で開発・メンテナンスしている人々がたくさんいる、という話をしてもまだまだ信じてもらえないはず。僕も、POPFileというオープンソースのプロジェクトに日本語化という形で関わるまではそうだったと思う。でも、やってみたらそこにはまったく違う世界があったし、そして僕の世界も変わった。6年前に POPFile のパッチを初めて送ったときが僕が Red Pill を飲んだときだったんだと思う。


そこでは、お金という人類が生み出した便利な道具だけでなく(「でなく」と書くかわりに「だけでなく」と書くようにした。だってやっぱりお金なかったら食っていけない)、楽しいとか好奇心とか人の役に立ちたいという善意で動くひとたちがいて、それがみるみるプロダクトを完成させる、という現実に見える結果を生み出していた。おおげさでなく、僕はそこに人類は進化してついにここまできたんだという印象を持った。


Ruby 会議で言われていた「得も言われぬいい感じ」というのは、僕にとっては、最初にオープンソースに関わったときに感じた「良い感じ」と同じものであり、僕の原点を思い出させてくれる。


さてさて、とはいえ、「いい感じ」とか「楽しい」とかばっかり言っていても食っていけないのであり、またその「いい感じ」も継続的に維持はできないのだから、僕にできることとは Ruby -> Rails を使って価値を作り出し、食っていき続けること。Rails を使って学んだ知識をブログで公開すること。それと、相対的には人よりも得意だと思う英語を使って、Ruby のコミュニティに恩返しをすることだな、と思っている。IRC上の通訳を躊躇したことは反省していて、これからはもっと積極的に日本語 -> 英語、英語 -> 日本語へのブリッジ的役割でコミュニティに関わっていきたいと思っている。


Ruby会議2009 2日目まとめ

1日目に引き続き箇条書きで。。。



  • Ruby 1.8 のゆくえRuby 1.9.2ロードマップ。Ruby 1.9 に移行しようか、どうしようかなあ。

  • ウノウのときの僕の師匠、btoに再会。昼食も一緒に。いやあ、Ruby 会議ではいろんな人と再会できて楽しい。bto さんはEIR(客員起業家)として新しいサービスを開発中。応援してます。

  • まつもとさんによる基調講演。「感謝」という言葉が僕にとっては印象的。いま僕がこうしてフリーランスで仕事できているのは Ruby をつくったまつもとさん、まつもとさんも言及していましたが Ruby に貢献しているコミュニティの方々全員なんだよなあ、と改めて感じました。

  • Lightning Talks Part 2。Lightning Talks 後に万葉ブースで遊ばせてもらいましたが、RomanticRuby! で作ったギャルゲー、よくできてる。途中出てくる(というかこれがメイン?)Ruby の問題に全滅でしたが。。。(おかしいなあ、一年前はちゃんと通ったんですが。。)

  • 調布の花火大会があるので、早めに退散。自宅のベランダから、ほんと目の前でみられるという特等席で親戚も集まるので、Ruby 会議よりそちらを優先です。


Ruby会議2009 1日目まとめ

気負って書こうと思うとなかなか書けないので、もう箇条書きで。。



  • 会場、今年は神保町。実質自宅から一本で行けるのでとても楽になりました。

  • 懇親会について, 会場までの道のり動画 - RubyKaigi日記(2009-07-16)の動画のおかげでまったく迷わず到着。すばらしいアイデア。

  • 30min.のiPhoneアプリで検索してひっかかった、学士会館のカレーが昼食。大正か明治の雰囲気。

  • Using Git and GitHub to Develop One Million Times Faster。rebase とかちょっと込み入ったことは全然わからなくて git を使いこなしてはいないので、Apress - Pro Gitで勉強しようかなあ、どうしようかなあ。

  • Pragmatic Patterns of Ruby on Rails - 現場で役立つRuby on Railsパターン万葉大場さんのプレゼン。「ARオブジェクトから絞り込むと良い」とか「ロジックをコントローラーでなく、できるだけモデルに書く」など役に立つお話。「REST から逃げない」は耳が痛いなあ。自分プロジェクトではいままでどうしても REST から逃げちゃっているので。。

  • 『エンタープライズRails』に学ぶ企業ユーザのためのRails活用の極意。高井さんはプレゼンがうまい。かつ、内容も充実。データが不整合を起こしてしまわないよう DB 側で制限をかけるなど、実践的なお話。

  • From Rails to Rack: Making Rails 3 a Better Ruby Citizen。ちょっと聞きにくく、内容もいまいちついていけなかった。Rails 3 ではデフォルトのコンポーネントに加えてほかのコンポーネントも柔軟に使えるよ、という内容と理解したがいいのかな?

  • Lightning Talks。いまmixiアプリを開発しているので、unshiu‎のmixiアプリ対応プラグインに惹かれた。

  • 懇親会。色紙にサインをもらって話をきっかけを作るというアイデアは良いなあ。

  • 初対面の方々と懇親。仙台で活躍されている片平堂の片平さんとはフリーランス事情を情報交換、伊藤ソフトの伊藤さんには開発されている iPhone アプリ「ioTouch」を見せていただいたり、ワイクル株式会社角さんとは受託開発事情を交換したり、安否確認システム e-安否の藤岡さんからは会社経営のアドバイスをいただいたり。

  • smart.fmKimBirkir(kill bill にそらみ)、Zeb や位置情報系のライブラリGeoRubyの開発者でオーストラリアからわざわざ来たというGeoLabsShoaibとも懇親。今回の Ruby 会議は海外からの方が多い。もれなく自分のサービスKanji-Fandom(外国人の名前を漢字に変換する Web サービス)を紹介しておいた。

  • 写真がないと寂しいのでおまけ(というかこれ一枚しかRuby会議関連の写真撮ってなかった)。懇親会後あまりにかっこいい人(かっこいいかっこの人?)がいたのでパシャリ。ヒント:テスト駆動開発で有名なあの人。まあ、url みちゃうとわかっちゃうんですけど。。

    twada.jpg


プロフィール

株式会社まちクエスト代表、つくる社LLC代表。

Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンスRaspberry Piではじめる どきどきプログラミングを書きました。

オンラインコンテンツ: 大人のためのScratch

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