2015.12.14
Hour of Code@Microsoft に行ってきました
Hour of Code@Microsoft に行ってきた、って話を書こうとしたのだけど、
とか
» Hour of codeやってきた | とりあえずやってみる
とかほとんど言いたいことは、↑この記事 で先に言われちゃいました。にしても、@Peak パパは的確だし、文章がうまい。
Hour of Code については、数日前にスクラッチの生みの親 Mitchel Resnick 氏の下記の発言から、パズル形式のプログラミング教育に対する苛立ち、と読み取っていたことで余計な先入観を持ってしまっていたみたい。
» A Different Approach to Coding — Bright — Medium
行く前から、心がザワザワしていたのだけれど、次男と実際に目にして体験してきた後、ようやく心が落ちついてきました。ちょうど昨日まで参加していた(残念ながらこちら優先して最終日は行けなかったのだけど)RubyKaigi の基調講演で Matz がネガティブな感情は伝染る、という話をしていたのだけれど、ちょうどそんな感じだったのかもしれない。
メインファシリテーター始め、スタッフの方々には直接伝えることができなかったのだけれど、帰り道次男にもし伝えるとしたら何て言う?と聞いたところ、「(スクラッチ歴、プログラミング歴はそこそこあるので)Hour of Code の教材自体は簡単過ぎて物足りなかったけれど、マインクラフトの世界観がうまく取り入れられていて楽しい。続きのもう少し上級向けのコースがあると良い」とのことだった。
面白いなと思ったのは、最短で何ブロックできますと表示されて、一度クリアしてもよりよい書き方を求められるところも面白いとコメントしていた点だ。これは動けば書き方には特にこだわらないとなりがちなスクラッチをやっているときにはない視点で、リファクタリングの考えにつながりそうな要素だ。
イベント中にはなんだかんだで時間がなくできなかったので、僕はあとからマインクラフト版 Hour of Code を全14ステージやってみたのだけれど、レッドストーンを取れとかってゴールが設定されておりマインクラフトの知識前提なのね、と感じた。ブロックを使わないで放置しておいたままにしておくと警告が出て実行できないというところが、トライアンドエラーを妨げているような気がして、少し気になったところだ。
僕もいいなと思った、アイスブレイクの自分がロボットになったつもりで、紙に書いた命令を実行する、ってやつは楽しかったようだ。コンピューターなしで情報科学を教えるアンプラグドコンピューターサイエンスというらしい。面白そうなので、関連書としてその場で以下の本を買っておいた。
マイクロソフトが作った、あるいは開発中の製品の紹介が最後にあり、以下の Hololens の紹介を見た次男はスゲーって興奮していたのだけれど、
その後に流れた1993年の AT&T のコマーシャルと、アラン・ケイ氏の「未来を予測する最良の方法は、それを発明してしまうことだ」 (The best way to predict the future is to invent it.) という引用の合わせ技で、僕は鳥肌立ってしまった。
ブレることなく淡々とやるべきことをやり、少しずつでも自分の変えたい方向に未来を変えましょうね、ってことだね。
イギリス、アメリカでの事例の話があって、アメリカだと、ビル・ゲイツやザッカーバーグみたいにコード書けて社会的にも影響力のある人がいるけど、日本にはそういうのがいないよね、とか、学校で「プログラミングやります」って云ったら「うちの子をプログラマーにするつもりはない」って保護者から云われた話とか、そういう意味ではまだまだこれからだね、って感じだわ。
音楽や図工だって、別に芸術家を育てようとしてる訳じゃないだろ。それを通してその先にあるものを感じて欲しいからやってるんだと思うんだけど、親からして、まだそういう状態じゃないってことだから、5年、10年かかる話かもしれない。
とか
Hour of Code自体は、これでプログラミングやりました、みたいになるのはどうなのよ、っていうのは周知のことだけど、小学校の低学年辺りへの導入としてはやる方も教える方も気楽に始められていいんじゃない。
» Hour of codeやってきた | とりあえずやってみる
とかほとんど言いたいことは、↑この記事 で先に言われちゃいました。にしても、@Peak パパは的確だし、文章がうまい。
Hour of Code については、数日前にスクラッチの生みの親 Mitchel Resnick 氏の下記の発言から、パズル形式のプログラミング教育に対する苛立ち、と読み取っていたことで余計な先入観を持ってしまっていたみたい。
We are strong proponents of children learning to code, but we have concerns about the motivations and methods underlying many of these new learn-to-code initiatives.
» A Different Approach to Coding — Bright — Medium
行く前から、心がザワザワしていたのだけれど、次男と実際に目にして体験してきた後、ようやく心が落ちついてきました。ちょうど昨日まで参加していた(残念ながらこちら優先して最終日は行けなかったのだけど)RubyKaigi の基調講演で Matz がネガティブな感情は伝染る、という話をしていたのだけれど、ちょうどそんな感じだったのかもしれない。
メインファシリテーター始め、スタッフの方々には直接伝えることができなかったのだけれど、帰り道次男にもし伝えるとしたら何て言う?と聞いたところ、「(スクラッチ歴、プログラミング歴はそこそこあるので)Hour of Code の教材自体は簡単過ぎて物足りなかったけれど、マインクラフトの世界観がうまく取り入れられていて楽しい。続きのもう少し上級向けのコースがあると良い」とのことだった。
面白いなと思ったのは、最短で何ブロックできますと表示されて、一度クリアしてもよりよい書き方を求められるところも面白いとコメントしていた点だ。これは動けば書き方には特にこだわらないとなりがちなスクラッチをやっているときにはない視点で、リファクタリングの考えにつながりそうな要素だ。
イベント中にはなんだかんだで時間がなくできなかったので、僕はあとからマインクラフト版 Hour of Code を全14ステージやってみたのだけれど、レッドストーンを取れとかってゴールが設定されておりマインクラフトの知識前提なのね、と感じた。ブロックを使わないで放置しておいたままにしておくと警告が出て実行できないというところが、トライアンドエラーを妨げているような気がして、少し気になったところだ。
僕もいいなと思った、アイスブレイクの自分がロボットになったつもりで、紙に書いた命令を実行する、ってやつは楽しかったようだ。コンピューターなしで情報科学を教えるアンプラグドコンピューターサイエンスというらしい。面白そうなので、関連書としてその場で以下の本を買っておいた。
マイクロソフトが作った、あるいは開発中の製品の紹介が最後にあり、以下の Hololens の紹介を見た次男はスゲーって興奮していたのだけれど、
その後に流れた1993年の AT&T のコマーシャルと、アラン・ケイ氏の「未来を予測する最良の方法は、それを発明してしまうことだ」 (The best way to predict the future is to invent it.) という引用の合わせ技で、僕は鳥肌立ってしまった。
ブレることなく淡々とやるべきことをやり、少しずつでも自分の変えたい方向に未来を変えましょうね、ってことだね。
2015/12/14 02:13:27