» Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(観光編)
からの続きとなります。
Maker Faire Singapore は Our Tampines Hub という多目的スタジアムもある公共施設で開催されました。
Maker のタグとバッジ。
機械学習で画像を認識し、認識結果をScratch(厳密にはScratchX)に送ることで、簡単に機械学習をつかったアプリケーションをつくることができる ML2Scratch で出展しました。ペットボトルのキャップをテーブル上で動かすことで、Scratch 上のネコを操作したり、あるいは MiP という倒立ロボットを操作できるデモを展示しました。
Yu Ishihara に UI をデザインしてもらい、一気にわかりやすく親しみやすくなった ML2Scratch。
日本からの出展は僕の他は、First Four Notes という会社をやられている由谷さん、渋谷さん。機械学習で振動のパターンを学習して、アクリル板を叩くと、叩いた場所によって違う音を鳴らして、楽器にできるという展示で注目を集めていました。
金土日と開催された Maker Faire Singapore の一日目は School Day ということで学校関係者だけが出展、参加していたりと、Maker Faire Hong Kong 同様、学生や学校関係者が多く参加していました。
日本語を勉強中ということで、何度もブースに訪れてきては日本のことについていろいろ聞いてきた学生さんと仲良くなりました。
彼らのプロジェクト。ゴミを回収したり、ろ過することで池の水をきれいにするロボットだそうです。環境問題に関連したプロジェクトが多く、水の問題、空気の汚染の問題は狭い国土を持つシンガポールの切実な問題のようです。
Maker Faire Singapore は Maker Faire Hong Kong と同じくらいの規模、東工大あるいは未来館でやってた数年前の Maker Faire Tokyo くらいな感じでした。
ML2Scratch の説明をちゃんと理解しながら聞いてくれて、賢そうな人だなあと思ったら Mayor of the North East District of Singapore(シンガポール北東地区の知事)Desmond Choo さんという方でした。若い…
シンガポールもSTEAM教育に対する関心は高く、機械学習というバズワードの効果もあって ML2Scratch を面白いと思ってくれる方は多かったです。「Scratchで楽しく学ぶ アート&サイエンス」も合わせて展示していたのですが、リップサービスもあるのかもしれませんが、英語版はないのか?あるいは出ないのか?と繰り返し何人の人から聞かれました。
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あと、シンガポールでも Scratch2MiP で動かせる倒立二輪ロボットの WowWee MiP はこども達に対して安定の人気でした。
今回参加できたのは、Maker Faire Hong Kong のときにブースを訪れてくれて、「これ Maker Singapore でやったらウケると思うから出ませんか?」と誘ってくださったスイッチサイエンスの高須さんのおかげです。ブーススペースの確保など色々とアテンドしてくださって感謝いたします。
各国の Maker と仲良くなれるし、訪れた国のことを知ることができるしで、各国 Maker Faire めぐりは楽しいです。今後開催される各国の Maker Faire はこちらで確認することができます。次は、Maker Faire Taipei に参加したい。
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» Maker Faire Singapore で ML2Scratch を出展してきました(Maker Faire編)
2018/08/29 09:00:00