Facebook Developer Garage Tokyo に参加してきました。
さっそくイベントの模様がITproに掲載されています。ITpro 初掲載ゲット!!
» 「英語圏への普及を狙う」,Facebook Developer Garage Tokyoで日本人開発者がデモ
30-40人くらいの開発者が集まる濃いイベントを予想していたら、人、人、人で場内満員。参加者の人数と、それになんだか来ている人たちの雰囲気も僕の想定と大幅に違っていて正直面喰らってしまいました。「やべー、プレゼンの練習、もちょっとしっかりやっておくんだった」と。
幸い、最初に飲んだシャンパン一杯と、なにがなんだかわからないうちに始まってしまったというデモでは一番手だったという順番、それに「時間がないので手短かに」とお願いされさっさとすすめた進行のおかげで、緊張する間もなくデモを終えることができました。
緊張して実際に操作したら、絶対グダグダになってしまう、と思っていたので、あらかじめデモをスクリーンキャストにしておいたのもよかった。
以下、発表に使ったスクリーンキャスト2つと、時間の関係で発表できなかった未公開のスクリーンキャストへのリンクを載せておきます。こうして再利用できるという意味でも、デモをスクリーンキャストに録っておくのはおすすめ。キャプチャには使いやすくて僕一押しの Jing というアプリケーションを使っています。
各画像をクリックするとデモが見られます。
まず元というか本家サービスであるKanji-Fandomのデモをおこないました。
Michael Jordan を漢字に変換し、Ajax を使った UI で漢字の候補から好きな漢字を選んだあと、フォントの色や大きさ、背景色などを変更できることをデモしました。
次に、
です。
Facebook で Kanji-Fandom アプリケーションを追加、Facebook から名前を取得し漢字に変換した結果をランダムに表示しているところを見せています。
ほかに友達招待機能や、ディスカッションなどをおこなうことができる Help & Feedback 画面、表示された漢字をプロフィール画面に貼付ける機能を紹介しています。
続けて本家 Kanji-Fandom のサイトからでも、候補のなかから選んだ漢字の組み合わせを Facebook のプロフィール画面に貼付けることができることをデモしています。
さて、未公開デモですが、これから Facebook アプリを開発してみようかという開発者にはむしろこちらが一番興味ある部分だったかもしれません。
↑ Rails プラグイン Facebooker によるアプリ開発のデモ
Ruby on Rails + Facebooker(プラグイン) での開発の流れをデモしています。
最初に Mongrel をローカルで起動しています。
Facebook 上での動作を確認するためには、Facebook サーバーからアプリが動作しているホストに対してアクセスできないといけません。本番環境であれば問題ありませんが、開発環境は通常、僕のこのローカルマシンで動いている環境のように外部からアクセスできないマシンだと思います。そこで、ssh tunneling というテクニックを使い、外部のマシンの特定ポートに対するリクエストをローカルマシンに転送しています。これを具体的にやっているのが rake facebooker:tunnel:start というタスクです。
ssh tunneling を確立し、開発環境にアクセスできるようにしたら、canvas と呼ばれる Facebook アプリから自由に使える表示部分に this is test と表示しています。
エディタには Rails アプリの開発模様を映したスクリーンキャストでは定番の TextMate を使っており、「サクサク開発できるよ」感を出してみました。
最後に友達招待機能も、「Rails を使えば、ほらこんなに簡単にできるよ」ということを主張してみました。
なお、これらの知識は
» 英語の名前を漢字に変換する Kanji-Fandom Facebook 版をリリースしました : 僕は発展途上技術者
でも書きましたが、すべて
» The Pragmatic Bookshelf | Developing Facebook Platform Applications with Rails
で手に入ります。
まだ本として出版されておらず、現在ベータということで PDF でしか購入できないのですが、Rails で Facebook アプリケーションを開発するための知識をてっとり早く入手するにはおすすめです。
外国人にお友達がいる方、ぜひ
をすすめてみてください。
2008/05/20 03:19:06