Make: Tokyo Meeting 07 に親子で参加してきました
Make: Tokyo Meeting 07 に親子で参加してきました。
名札が3つ。僕とこどもたち二人の分です。
こどもたちは Scratch プログラマーとして、つまり参加と言っても出展側として参加です。MAKER とは、つくる側のひと、世界を少しでも変えられる側、ととらえています。誇らしいバッジです。
MITが開発した教育用プログラミング環境Scratch(スクラッチ)とKinectをつなげた例として10歳長男がつくったKinect Gundamを展示していました。
こどもプログラミングサークル「スクラッチ」のブースと隣接して出展させてもらいました。お馴染みのメンバーでスクラッチ談義。
ペアプロしたり、
黙々と自分の作品に修正いれてたり。
なぜか、登壇させられ、インタビューを受けたりしていました。プログラミングに関して、学校や家庭での創作活動について、とか。
90歳を越える祖母が見に来てくれ、7歳の息子(祖母にとっては曾孫です)からスクラッチとは何かの説明を受けています。学ぶのに年齢は関係ない。
Make は回を追うごとに盛況なようで、訪れる人がとぎれることがなく、出展側だと意外と他のブースを観にいくことができませんでした。
それでもなんとか時間をみつけて別会場のコトリトの皆さんのブースをみてきました。
Android から遠隔操作で鳩に餌やりしたり扇風機まわしたり、ライトをつけてあげたり。
会場をまわってみると、こどもの心をつかむ展示が目白押しです。
心臓を散歩させる次男。うーむ、なかなかシュールです。
ブースを訪れた大人たちの誰もが、「ええ!こどもがプログラミングできちゃうの!」という印象を持ったようです。
僕自身も多少誇張したものいいをしたり、このブログの書き方もそうですが、プログラムができる特殊能力をもった少年達みたいな扱いをしてしまって、見世物になってしまいそうになるのを反省するときも多々あります。
しかし、本質はそこじゃないんだということに、Makeおよびこどもプログラミングサークルスクラッチの感想を書いてくださっている以下のブログエントリーを読んで、気付かされました。
「子供にプログラムを教える意味はあるのか」という疑問に対して、それを将来の技術者の養成ではなく、「学習方法の獲得機会である」と説明するのがうろ覚えながらパパートの説いたことだったように思います。このサークルがどのような方針なのか私には知るよしもありませんが、指導者である大人たちが、子供たちに「プログラミングの仕方だけ教えればいい」と考えているわけではないことはよくわかりました。彼らはMTMに子供たちをつれてきて、そこで、知らない人に技術や活動の説明をするという経験を積ませています
見ず知らずの大人に話しかけ、上手に説明していることに驚かれているようですが、もちろん彼らも始めからそんなにうまくできたわけではありません。「なにやってるんだろう?と眺めている人がいたら、こっちから話しかけるんだよ」というアドバイスをMake初日にもらったのかもしれないし、そうやって話しかけるまわりの大人かおなじメンバーのこどもをみて真似しようと思ったのかもしれません。とにかくそういう場数を踏んでいくことで、さまざまなことを学んでいるのです。
だから、たとえばフリーマーケットに参加してものを売るというのでもいいのです。そういう学習のきっかけを数多く体験することが大切なんだと思います。
OtOMO(旧 こどもプログラミングサークルスクラッチ)がその大切な機会のひとつになっていることは確かだし、Makeに参加したことは、こどもにも僕にとっても貴重な体験となりました。
次回のMakeも必ず出展することを固く決意しました。
2011/12/05 02:30:00